産業医について

職場において労働者の健康管理を効果的に行うためには、医学に関する専門的な知識が不可欠なことから、事業所は常時５０人以上の労働者を雇用する事業場ごとに医師のうちから産業医を選任し、労働者の健康管理を行わなければなりません。

「認定産業医」になるためには、５０時間の産業医研修を受講する必要があります。又、その資格取得後は５年毎に更新が必要となります。更新には、２０時間の研修が必要となります。

産業医の職務には、
１）健康診断、面接指導等の実施及びその結果に基づく労働者の健康を保持するための措置、作業環境の維持管理、作業の管理等労働者の健康管理に関すること。

２）健康教育、健康相談その他労働者の健康の保持増進を図るための措置に関すること。

３）労働衛生教育に関すること。

４）労働者の健康障害の原因の調査及び再発防止のための措置に関すること。

があります。

また、産業医は事業者に対し労働者の健康管理に関し勧告することができます。事業者は産業医の勧告を受けたときは、これを尊重しなければなりません。

西牟婁郡医師会には２０名の認定産業医が活動しており、治療医学を中心に地域の活性化に貢献しています。

西牟婁郡医師会の産業医部会は、従業員５０名以上の事業所の嘱託産業医としての仕事や白浜町、上富田町、すさみ町、田辺市の一部の小中学校及び県立高等学校の教職員の約４３０名の健康管理のほか、地域産業保健センターを中心とした小規模事業所の労働者を対象とした産業医活動も行っています。

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